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寒冷地仕様車に標準バッテリーをつける(OPTIMAもあるョ)の巻

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 ぼくが買った中古 R34 は千葉登録なのになぜか寒冷地仕様車。
 フロントウインドウデフォッガーは年に 2,3 度しか使わないけどなかなかお気に入りの装備なんですが、不愉快なのはバッテリーがデカいこと。
 資料(リンク切れ)によると寒冷地用バッテリーの重量は 18kg(48Ah)、対して標準バッテリーは前期用 6.4kg(17Ah)、後期用 8.6kg(27Ah)。
 標準バッテリーより 10kg も重いんですよオクサン。
 ついてるのはたぶん 5 年以上無交換でなかなかロングライフでしたがそろそろ寿命なのでついでに後期標準バッテリーに変更し 10 万円分(キロ 1 万円換算)の軽量化を行いました。
 もっと軽い前期用は容量が少ないのでパス。


後期標準用と寒冷地用
 最低限必要なのはこの 3 点(※以下注意参照)。
 [1] のバッテリーを見比べるとわかりますが端子サイズが違うのでこれにあわせたプラス・マイナスの両ケーブルと、標準サイズに合わせたステーです。
 部品番号は上から、24080-15U00(2,000 円ぐらい), 24110-15U00(2,000 円ぐらい), 24420-M7800(700 円ぐらい) ですがケーブルは先っちょだけ交換または変換できるなら、ステーも自作しちゃうならなんにもいりません。


 安全に、確実に標準バッテリーを載せるには土台部分から全部変更する必要があります。
 また今回解説とは逆に標準仕様車に寒冷地バッテリーを使う場合には間違いなく土台から全部変更する必要があります。
 他社製高性能バッテリーに交換したい時などの参考にもなるよう必要部品を調べましたので参考になさってください。
 十分注意しましたが部品番号に間違いがあるかもしれません、また他にも必要パーツがあるかもしれません。
 標準仕様車の前期・後期間の変更ではロッド、ゲーブル(+)は長さが少し違うだけでしょうから今ついているものが使えるかもしれません(未確認)。

後期用標準バッテリーに変更するために必要なセット
64860-AA400 ブラケット / 16,000 円(前期標準仕様車は不要)
24428-AA400 トレー / 500 円(前期標準仕様車は不要)
24425-AA400 ロッド前 / 300 円
24425-30R00 ロッド後 / 300 円(寒冷地仕様車は不要)
24110-15U00 ケーブル(+) / 2,000 円
24080-15U00 ケーブル(−) / 2,000 円(前期標準仕様車は不要)
24420-M7800 上のステー / 700 円(前期標準仕様車は不要)
AYBGL-LAB20 バッテリー / 26,000 円

前期用標準バッテリーに変更するために必要なセット
64860-AA400 ブラケット / 16,000 円(後期標準仕様車は不要)
24428-AA400 トレー / 500 円(後期標準仕様車は不要)
24425-AA420 ロッド前 / 300 円
24425-AA400 ロッド後 / 300 円(後期標準仕様車は前側ロッドを再使用)
24110-AA300 ケーブル(+) / 2,000 円
24080-15U00 ケーブル(−) / 2,000 円(後期標準仕様車は不要)
24420-M7800 上のステー / 700 円(後期標準仕様車は不要)
AYBGL-LAA19 バッテリー / 28,000 円

寒冷地用バッテリーに変更するために必要なセット
64860-AA415 ブラケット / 16,000 円
24428-56L00 トレー / 500 円
24425-AA410 ロッド前 / 300 円
24425-30R00 ロッド後 / 300 円(後期標準仕様車は不要)
24110-15U01 ケーブル(+) / 2,000 円
24080-15U01 ケーブル(−) / 2,000 円
24420-M6600 上のステー / 700 円
日産型番不明 SB-LD26L バッテリー / 38,000 円




ケチく必要な部品3点
 さてようやく交換。
 トランクの荷物を全部出して奥側の内装をはずします。
 写真右でびろーんと出てるビニールチューブは当時制作中だったインタークーラースプレー用です、気にしないでください。


内装裏
 ひたすらボルトを抜いてタワーバーと補強板を取り外し、ようやくバッテリーちゃんの登場。
 タワーバーにくくりつけてた配線が全部垂れ下がってばっちいです。
 [2] に書いた正規の変換ではバッテリー下の黒い部分(16,000 円のブラケット)の交換がいかにもめんどくさそう、右のアテーサコントロールユニットなどの一式もどうにかしないとダメ!?


バッテリー登場
 あとはパーツを交換するだけ。
 今までより短いステーをそのまま使うため 2 本のロッドがハの字になり不安げですがばっちりバッテリーを押さえつけててびくともしません。
 あとバッテリー下のトレーがスカスカでここでの移動が少し心配だったので念のため堅めのスポンジテープを貼り付け囲いにしました。

 元通り組み立てて完了。

 交換後何度もサーキット走行をしましたがバッテリーが動いている様子は全くありません。
 かんぺき。


交換完了
■ 追加 :

 R33に乗ってたときも思ってたんですけど標準バッテリーの持ちが悪い! 悪すぎ!
 ぼくのクルマは電装品が多くバッテリーの負荷も高いというのがあるんでしょうけど今回も1年弱で始動が不安定です。

 また同じものにするのもシャクなので、OPTIMA(オプティマ)のYT-B24Lにしてみました。
 ヤフオで21,000えんぐらい。
 最近のOPTIMAは品質がどうとか言う話もあるようですがぼくはあまのじゃくなので実験台になります(笑)。
 資料によると11.8kg/36Ahで、後期標準品からは容量33%アップのかわりにキロ1万円換算で3万円分重くなっちゃうんですが、安心代としてまあなんとか納得できるライン。
 YT-B24は`B'なのに細端子(B)と太端子(D)、スカイラインのバッテリーで言えばそれぞれ標準用・寒冷地用の端子サイズが選べるみたいで、ぼくのクルマは細端子用ケーブルに交換してあるのでそっちにしましたけど、後述のように長さがびみょーなので太端子サイズと太端子ケーブルって組み合わせの方がいいかも(未確認)。

 OPTIMA YT-B24Lと後期標準バッテリーを並べると写真の感じ。
 ケースの高さ・奥行きは同じですけど幅が違いますな。

 なお寒冷地仕様車ではない場合バッテリーの土台(ブラケット)の横幅がこれに対応せず設置できないんじゃないかと思うので注意。
 対策(予想)は[1]以降を参照ください。

 実はYT-B24の他にM2販売のDC-700(16,000えん)にすっかとも思いましたがドライバッテリーは完全放電後の充電が大変だそうでちょっとメゲ。
 5,000えんぐらい安いんですが12.5kgで32.3Ahと、なんとなくびみょーに数値が見劣りするのもパスした理由の一つです。


OPTIMAと後期品との比較
 フと届いた梱包箱を見ると写真は端子の向きが逆で、誤発注かとびっくらこきました。
 中身はあってました。ほっ。


びっくり!
 バッテリーの脱着は、標準バッテリー・OPTIMAともギリでタワーバーの上を通して行うことができます。
 寒冷地バッテリーやこれ以上デカいものの場合はこの辺一帯を外さないと無理でしょう。ちょーめんどうです。


すきまを通して
 [6]の写真をよーく見ると気づくんですが、ってかぼくはこの段階まで気づかなかったんですけど、ケースの高さが同じなのは先述の通りですが端子位置が違って25mmぐらい高いとこから生えてます。
 この差で端子に入らない!
 ちょっと無理がありますがまずプラス側を、バッテリーを傾けて差し込みます。


まずは無理矢理プラスから
 マイナス端子もやっぱり入れづらいんですがこっちはちょっと余裕があるので、今後電子部品の取り付けなどで脱着する可能性もありますから比較的自由になりやすいようバッテリー位置を調整し、ステーをギューギューに締めて完了です。
 写真で気づいたんですけど、ぼくはリヤスピーカーを外してるからよかったんですが、奥行きがあるタイプのスピーカーだったらアーシング端子がじゃまになっちゃってたかも。

 しかしつけた本人にもなんでこんなに後付配線があるのかナゾ(笑)。

 新品時からバッテリー残量が少なくてエンジンかけられなかったなんてトラブル(?)がOPTIMAには多いようなので持ち運びできるジャンプスターターを準備しておいた(というか今までのエンジンのかかりづらさが怖くて車載していた)んですが、何ら問題なく一発始動でした。
 セルの回りが速い!
 なんだかオイル交換直後のようなエンジン回転の軽さが!(気のせい)
 なんだかスピーカーからの音の一つ一つが力強くなったような!(気のせい)
 よっぽど前のバッテリーが弱ってたのかも(笑)。
 あとは耐久性ですな。

記録:'07.12.02交換


OPTIMA交換完了

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