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REVランプを改良するの巻

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 R34 スカイライン GT-R のマルチファンクションディスプレイ(以下 MFD)につく REV ランプ(シフトタイミングランプ)は、昼間のサーキットでは点灯が暗くてほとんど役に立ちません。
 ということでちゃんと使えるよう改良してみました。

 まず車両から MFD ユニットまるごとはずしてきます。


MFDを外す
 MFD を制御系(写真上)と表示系(写真下)に分けます。
 


MFD分解
 表示系をさらに分解するとこんな感じ。



MFD 表示系分解
 この Φ5 の赤色 LED が REV ランプなのでこれを高輝度タイプに交換する方針でいきます。
 基板 "K" マークが LED のカソード(マイナス/LED の短足)側。
 となりのサーミスタの役目がよくわかりません。


赤色LED
 まずはいつもの無線機屋で買ってきた Φ5 の高輝度赤色 LED と純正 REV の LED を比較します。
 写真の左が真正面、右がナナメからの写真。
 高拡散タイプじゃないのでナナメには弱いんですがそれは純正 REV LED も一緒、正面からは明らかに今回準備したタイプの方が明るいです。

追記
 どんな仕様の LED を準備したらいいか。
 実はよくわかんないけど成功したって感じなんですよね(笑)。
 ぼくが使った LED は(無線機屋の在庫リストから想像するに) 22° / 2,300mcd / 20mA / 2.1V ってなやつで、R-Blood のお〜みやさんが試されたのが 20° / 5,000mcd / 20mA / 3.0〜3.2V というタイプ。
 ってことからこれまたよくわからず想像すると電圧はてきとーで 20mA の高輝度タイプならよさげな感じです、電流制御っていうんですかねよくわかりませんけど。


LED 比較
 白いボードに照らすとこんな感じ(わかりやすいよう LED の向きを調整しています)。
 もちろん右が高輝度タイプ。

追記
 この写真から、選ぶ高輝度 LED の半値角は 20°以上のものにすればどの角度でも純正を上回れるようです。
 輝度は昼のサーキットで使うにはこの 2,300mcd より高いモノにしたほうがいいでしょう、夜は相当まぶしいかもしれませんが(減光機能があるかどうか不明です)。


照らしてみた
 ということで高輝度 LED に交換し、(実際に意味があるかわかりませんが)光をできる限り利用するつもりで基板・カバー部にアルミテープを貼ってみました。
 また(これまた意味があるかわかりませんが)自分のシートポジションで LED が正面を向くようこれを右下に傾けてみました。


交換&小細工
 これだけじゃ不安(?)なので REV ランプと同期してブザーがなるようにもしてみました。
 MFD 制御系と表示系をつなぐフラットワイヤーの制御系側コネクタ裏の 12, 13 番を写真のように(アップはこちら) 延長しこれをスイッチにします。
 13 番は LED への電源で常時 9V ぐらい、12 番はエンジンが設定回転数以上になるとアースに落ちるという仕組みみたい。


LED制御ラインを延長
 整備書には先の 12 番が通常 5V 、REV 時 0V って書いてあったので操作電圧 5V のリレーで 12V のブザーを鳴らそうとしたんですが失敗。
 電気工作はよくわかりませんが 12 番は 0V のスイッチとしか使えないみたいなので、ソレを考慮しわからないなりに作った物体がこれです。
 13 番からひいたピンクの線にダイオード、抵抗(100k-150kΩぐらい)をつなげこれを灰線 12 番 とでリレーのスイッチにし、バッテリー +12V のオンオフをするってな感じ。
 13 番から引かなくたって、5V なんてリレーを使わなくたって、なんてことを今反省してます。
 というか直接ブザーにつなげてもよかったのかも。

 そうそう接続線が 5 本あるリレーを自動車業界(??)では 5 局リレーっていうみたいなんですが、電子パーツ業界(??)では「局」は回路数を指しこれは 1 局のリレーということになるみたい。
 写真のは(電子パーツ業界語で) 2 局リレー、1 局分しか使ってませんが。
 ぼくのようにエーモン製しか買ったこと無い方は呼び方に注意、無線機屋のおっちゃんにうっとうしがられます(悲)。


無理矢理リレー
 細かいことはさておき REV ランプと 12V が連動したので、ニーパッドにくっつけた 15V 駆動(たぶん)のブザーにつなげてこっちも完成。

 高輝度 REV ランプとブザーがサーキットでどれだけ役に立つか、かな〜り楽しみ。

[追加]
 サーキットで使ってきました。
 ランプはバッチリ視界に入り、ブザーはヘルメット(アヘル)をかぶっていてもバッチリ聞こえました。
 かなり便利、特にブザーの方。
 だいせいこう。


ブザーも完成
 おまけ。
 さっきの基板にイカニモなコネクタを発見、奥には D-Sub 9 ピンが接続できそうなパターンも。
 D-Sub の方はニスモの拡張 MFD 用なんでしょうけどなんかいやーな感じですね、1 こ数十円のコネクタつけてプログラムちょっと変えて 9 万円の別売り製品になるんですから。
 最初からブースト 2kg/cm^2 表示だったら後付けブースト計買わなくて済んだのに。


ニスモMFD用パターン

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